既存設備をIoTで遠隔制御、監視センターで燃料コストを約42%削減
現地モニタリング用の赤外線カメラを設置、既存のロードヒーティングボイラー設備に当社で開発したIoTゲートウェイデバイスを接続し、リアルタイムでの遠隔監視を実現します。
また、監視センターで集中管理をおこなうことにより、数名のオペレーターが24時間体制で個別にマンション・施設の積雪状況を確認、安全性を加味した省エネ運転を低コストで提供することができるソリューションです。
課題
従来のロードヒーティングは降雪センサーによる自動運転で稼働しているため、誤認運転が多発しムダにボイラーの燃料を消費していた。
変革
カメラと自社開発のIoTゲートウェイデバイスにより遠隔操作を実現。
24時間体制の監視センターで省エネ運転。
効果
年間約42%の燃料コスト削減に加え、ボイラー故障発生時に早期発見が可能となった。
CONNECT
融雪ボイラー
降雪センサー
赤外線カメラ
DEVICE
GLANIX LTE
NETWORK
KDDI
CLOUD
AWS
APPLICATION
自社監視アプリ
自社CRM
気象API
AI
積雪の画像解析
ロードヒーティング遠隔監視ソリューション「ゆりもっと」の功績
ゆりもっとは2007年の創業当初から手掛けているロードヒーティング(融雪システム)遠隔監視サービスで、札幌・東北のマンション・商業施設を中心に普及が進み、現在では1,800件(2,541台)以上の導入件数になります。
ロードヒーティングの燃料コストは1シーズン平均で42%も削減しており、すべての導入物件の総CO2削減量は年間23,000トン以上※1を誇ります。これは、一般家庭における年間CO2排出量で換算すると6,241世帯をリカバリー※2していることになります。
※1当社CRMと独自の調査により総削減量を算出
※2全国地球温暖化防止活動推進センター「家庭からの二酸化炭素排出量(2021年度)」より算出
融雪監視システムにAI技術を取り入れ、監視業務をサポート
AIの導入により、監視オペレーター個々人のノウハウに頼ることなく、高度な画像処理機能、現地のピンポイントな気象情報と熟練した監視技術による運用データを基にした、AI技術により、融雪ボイラーの運転・停止判断をするため、高度なレベルで一定品質を担保することが可能となりました。今後、AIに運用データを蓄積し継続的な学習により精度を高めるとともに、融雪ボイラーの運転・停止判断の考慮事項に、融雪設備の特性等も織り込むことで、完全自動化を目指しています。
管理画面
利用シーン
ロードヒーティング設備のメーカーは20種類以上あり、それぞれの物件にあわせた設置工事・配線接続の実績があります。
LTE通信対応 接点・画像伝送端末「GLANIX LTE」
「GLANIX LTE」は、KDDIのCRG回線を用いた接点出力制御や映像信号の情報通信を行う端末です。 無電圧接点の入出力信号に関して情報を送受信し、静止画情報をクラウドサーバーに送信します。型式:RSX450-R22VL
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